イリュウチ?
2018年6月11日
先日修学旅行生の子どもたちが「イリュウチ」「イリュウチ」と言っている姿を見かけました。イリュウチ?
何のことを言っているのだろうと思いましたが、彼らのすぐ後ろにこれがありました。

1859年の開港により日本にやって来た外国人らは決められた場所で生活していました。
長崎の場合は出島と新地に加え、グラバー園がある南山手地区・観光名所になっているオランダ坂がある東山手地区などが新たに定められ、外国人らはここに自分の会社や家を設けました。
その場所を居留地と言います。ちなみに読み方はキョリュウチと言います。
グラバー園には居留地時代に各所に建てられていた居留地の境界線を示す石標や番地の表示があります☆
そしてグラバー園外にもまだ場所によっては番地やこの居留地の石標が残っています(*^。^*)
グラバー園と合わせて周囲を散歩してこれらを見つけてみるのも楽しいかもしれません♪
◆参考文献
ブライアン・バークガフニ「長崎遊学5グラバー園への招待」2010
グラバー園『グラバー園開園40周年記念誌』2014